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2008年12月30日 (火)

内田樹「街場の教育論」

今年は和書もずいぶん読んだ一年でしたが、年末に読んだこの本は面白かったので。フランス現代思想を専門とする内田樹氏の教育論です。教育は時間がかかる、とても非効率で大きな変化を望まないものなのだから、教育改革といって何度も変えようとしてもまるで自転車に乗りながら自転車を修理するようなものだと、喝破されています。

「学び」「理想のキャンパス」というのは「巻き込まれること」というのが面白い。「場」の磁気に曳かれてなんだかわからないうちに参加する、まんがの王道のキャンパスライフ。「のだめ」とか「はちみつとクローバー」のように。そこにはバーチャルやオンデマンド型のネット教育はダメとおっしゃっています。(大賛成です)

高校や予備校などでもよくビデオやパソコンを使って授業を受けられます、などを売りにしていますけれど・・・あれを好む生徒がいるというのでしょうか?人から人へと教えるから授業を受けたり学んだりできるのでしょう。面白い授業というのはその先生の人柄や口調、どうにかして知識を伝えたいという熱意がにじむから、面白いのではないでしょうか?

日本の教育プログラムにいちばん欠けているのは、「他者とのコラボレーション」する能力の涵養である、という一文が私は面白かったです。ある意味多聴多読は英語の学び方としては最先端なのだと思いますから、どうやって一般の人にこの方法を伝え、良さをわかってもらえるかが私の課題です。そこを追求して来年は深めていきます。誰も答えてくれなかった問いに内田先生は答えて下さったように思われました。

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