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2009年9月 3日 (木)

白井恭弘「外国語学習に成功する人、しない人」

先日の多読学会で講演をされた白井恭弘先生の本です。白井先生は現在ピッツバーグ大学言語学科教授でいらっしゃいます。むずかしい第二言語習得の理論をわかりやすく解説してくださっています。

白井恭弘「外国語学習に成功する人、しない人―第二言語習得論への招待」(岩波書店)

学会の前に読みたかったのですが、時間がなくて読めず、今頃になってしまいました。外国語学習をされている方が多いこのブログですので、理論もたまにはいいかも~という方におすすめします。第二言語習得論とは外国語学習を効率よく行うにはどうしたらよいか、母国語は誰でも習得できるのに外国語を学ぶには困難さがある、その理由とメカニズムを解明する学問です。

日本人はなぜ英語が下手なのかというという章で、それは動機づけであるということなのですが、その主なものは統合的動機づけと道具的動機づけです。その言葉を話す外国に対して共感し文化を学びたいという統合的動機づけと、利益を求めて学習するのは道具的動機づけです。読書会にいらっしゃる社会人の方の多くは統合的動機づけをお持ちのようですが、金銭や社会的なポジションのアップなどを求める道具的動機づけが悪いわけではありません。

それにしてもわりと学ぶことや人との関わりを求める多読学習者の方々、統合的動機づけともいえますけれど、他の国々よりもこの傾向は強いように思うのです。日本人は他国の人よりも気が若いとも言えるし。この問題は私ももっとよく考えたいですね。ご意見をお待ちしてます。

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