« ハンプティダンプティの詩とお人形 | トップページ | 大人の読書会 »

2011年7月 3日 (日)

自分のわかっていることを人に伝えるのはむずかしい

教えるという仕事に就いていると、いつも誰かに何かを伝えるということを続けていかねばなりません。他の仕事もそうでしょうが。正確に何かを伝えるのは本当にむずかしいです。それが、コミュニケーションというものです。

日本の教育では、人に何かを伝えることの重要性や、方法についてきちんと教えていないように思われます。とにかく知識を蓄積することばかりにとらわれているのですね。これは大変残念であり、由々しきことなのです。文章で(ライティング)、そして口頭で(スピーキング、もしくはプレゼンテーション)、曲りなりにもそういう訓練が行われるのは、多くの場合大学教育以上になっています。これでは遅いし、また少人数よりも多人数で行われるので効果も薄いです。

特に、論理構造を学ぶことが重要ですが、これが日本語だとむずかしい。日本語はどちらかといえば、文学など柔らかな構造のものに向いています。かちっとした論理に向かないのですね。(主語すらほとんど使わないのだから) それでも、日本語話者として、どうにかこうにか工夫をしながら伝えていかなくては伝わりません。英語だから伝わる、日本語だから伝わらないなどと、単純化もできません。

伝えるのがむずかしいとわかったうえで、努力を続けましょう。日本語でかわされている、日本の政治や政策論議がどれほど空しいか、何も伝わらないのか、一番問題ですけれど。

|

« ハンプティダンプティの詩とお人形 | トップページ | 大人の読書会 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 自分のわかっていることを人に伝えるのはむずかしい:

« ハンプティダンプティの詩とお人形 | トップページ | 大人の読書会 »