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2014年5月24日 (土)

The Keeping Quilt by Patricia Polacco

Patricia Polacco=パトリシア・ポラッコの作品が大好きです。特にこの作品、代々伝えていくキルトのお話、大変美しいなと思います。

作者のルーツであるロシアから、ひいおばあさんのアンナはアメリカへやってきました。アンナの服がどんどん成長のために小さくなってきたある日、アンナのお母さんは、色々な家族の洋服を集めてキルトを作ることを思いつきました。近所の女性たちが集まって、動物や花の模様を切り取り作ります。白い布に色とりどりのパターン、そして端のボーダーには、アンナのバブーシュカ=ロシアのスカーフが使われました。
その後、このキルトはお祝いのテーブルクロス、アンナの結婚式、そして子ども=おばあさんのカールが生まれた時など、いつも家族の大切な時を一緒に過ごします。もちろんパトリシア自身の生まれた時も、結婚式にも、子ども達の誕生にも、そこにありました。そして、パトリシア・ポラッコはこのキルトと家族の物語を本にしました。そして、時を経てもろくなったキルトのために、パトリシアの子どもたちはパターンのデジタル写真にとり、オリジナルとまったく同じキルトを作ったのでした。そしてオリジナルは世界にこの素晴らしい物語を伝えるために、オハイオの美術館に寄付されたのでした。なんと暖かくも、誇らしいことでしょうか。
このお話が私の心を捉えるのは、私の母がパッチワークを作るからです。私の祖父の古い美しい結城紬を使ったパッチワーク、私や妹、私の子どもたちや妹の子ども達の着た洋服も時々ピースワークに使われています。愛情を一緒に縫い込んでいくパッチワーク、ただ、見た目の美しさだけでなく、家族や民族の心を伝えていくのでしょう。こんな物語を書いてくれるパトリシア、いつもいつも感謝です。
The Keeping Quilt: 25th Anniversary Edition
キルトの柄や色をひきたててくれるのは、他の部分は彩色しない絵だからです。キルトの部分だけが色彩を使っています^^25周年版、なんだかとっても祝祭の気持ちになります。

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コメント

始めたのですが、なんだか勝手が違っていて・・・またよろしくお願いいたします。

投稿: ゆきんこ | 2014年6月 6日 (金) 16時59分

ブログ再開しているのに気がつきませんでした。
これでまた読む楽しみが増えました(^^♪
よろしくお願いします。

投稿: sunset | 2014年6月 4日 (水) 19時49分

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