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2014年6月 6日 (金)

多読を進めていくのに必要なこと

今日は多読に関するあれこれを考えています。シリーズを読み進めるのも1つの方法なのですが、必ずしもそれで十分な人ばかりではありません。読むには、好みもありますけれど、背景知識が必要で、文法以上に背景知識がないと面白くないし訳がわからないので読み続けられないのです。文字として、目で追えることと、実際に理解することは別ですから。

ここ3~4年忙しすぎたので、今年は暇を見つけてせめて好きな本を少しずつでも読もうと決意しています。今Alison Uttley : A Traveller in Timeを読み始めました。翻訳もよろしいのですが、本当に味わうには原作をと思うような、美しい文章と豊かなイマジネーションがあると同時に、きちんとしたプロットがある、そんな作品です。これを読み始めて思うに。
ある作品を読むには、背景知識が必要です。まず、この作品(時の旅人)ならばスコットランド女王メアリーを知っているほうが面白いし(知らなくても十分楽しめる、というご意見もある)、イギリスの古いマナーハウスもわかれば深く味わえます。また、とにかく幼いころから多くの詩や文学に触れてきたアリソン・アトリー作品を読むには、イギリスの児童文学や詩、マザーグースなどを味わったことがあるほうがよろしいと思います。ある言葉が出てきた時に、それによって喚起させるイメージが大切だからです。
同時に、作者は物理学も専攻し、イギリスの田園で暮らし自然に対する感受性の強い人でしたから、環境や生物の本も読んでおくといいのかなあ。最近、環境や生物の本を読むことが多いので、特にそう感じるのでした。
それから最後に響くのはグリーンスリーブズ:Greensleeves。子どもの頃に歌ったり、リコーダーで演奏したのでとても懐かしく思い出されます。
A Traveller in Time
色々なバージョンがあるのですが、私はこれを。表紙の絵も挿絵も好き。

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英語あれこれ」カテゴリの記事

コメント

ヨシオさん

本当にお久しぶりですね。コメントをありがとうございます!
私の場合、教えるのに必要な本はがんがん読んでおり、また必要な文献類は読むのですが
忙しすぎて、自分の読みたい楽しみな本が読めない状態です。
でも、なんとかたまには好きな本を読むことを続けたいと思い、この本を手に取りました。
多読11年、かなり、世の中の状況が変わりましたね。最初の頃に比べたら、良い状況かもしれません。
どうぞ楽しい多読を続けて下さいね。また時々おはなしできると嬉しいです。

投稿: ゆきんこ | 2014年6月13日 (金) 18時36分

ゆきんこさん、とてもお久しぶりです。ヨシオです。

Traveller in timeはよかったですね。メアリ女王とエリザベス女王の確執とかマナー・ハウスとか、英国のその時代の知識があればあるほど面白いでしょうね。過去と行き来するお話は好きです。Tom's midnight gardenとかWhen Marnie was thereとか。

しばらく多読とは離れていました。日本語の本を読むことがほとんどでした。でもちょっとずつ英語の本を読み出しています。いまは、How Startbucks saved my life.を読んでいます。Kindleで読んでいるので辞書を引くのも簡単で助かります。英英辞書で分からなかったらすぐに英和辞書を引けますから。

では~。

投稿: ヨシオ | 2014年6月11日 (水) 15時31分

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